ライン電話でのレッスン

小学生4年生の出張レッスンでのお話です。

この日は発表会で弾く曲「はなまるぴっぴっはよいこだけ」の宿題をはじめから3ページまでを二つに分けて、両手で､できなければ居残りでした。

二つに分けた前半は難なくクリアです。
しかし後半が、なかなか難しいようです。

練習はしているという事はわかります。
練習の仕方が、どうも良くないようです。
弾き直しのクセ少々と､楽譜を見ないで弾くクセ少々が、原因のようです。

「止まっていいので、慎重に違う音を弾かないで弾いてみてね。」とはるみん。

4年生の子供さんは何度も頑張って弾くのですが、どうしても違う音を弾いてしまいます。
他のテキストもやりたいし、時間が迫ってきているので、「夕方電話するので、その時にもう一度聴かせてもらっていいかな？今のような練習をしてね！何曜日だったらできそうかな？」とはるみん。

「土曜日でいいよ。」と4年生。

そして、その日がやって来ました。
お母様より連絡があり、家族で外出するという事で、時間を夜8時近くにしてもらいました。

ラインの電話を通して4年生の演奏を聴かせてもらいました。
一つのミスもなく弾けています。
木曜日のレッスンから2日しか経ってないのに「あら不思議」です。

教室でのレッスンは『居残り』ができますが、出張レッスンではできません。

そこで、よく行なう手段の『電話作戦』今回も成功でした。

「よく頑張ったね。上手になっているねぇ！次の木曜日は連休で休みなので、その次までに、はじめから今日の所まで2つに分けないで弾けるまで、やっといてね！」と言って電話を切りました。