年長さんのお話

歌をうたうのが上手で大好き。
ピアノを両手で弾けるようになりたい。
しかし自分で楽譜を見ながら弾くのは難しい。という年長さんがいました。

速くテキストが進んで、両手の曲を弾けるようになった方がいいので(発表会でひとりで弾くため)、ここ最近では「楽しむための曲」をお休みにして、「ピアノランド」と「バーナムピアノテクニック」の2冊のみ練習してもらっています。

そして前々回のレッスンで「ピアノランド」の初めての両手がある曲「まほうつかいのよる」に入りました。
2ページあって､1ページ目は両手の部分がなく、2ページ目にあります。
1ページ目のみを宿題に出していました。
すると、その次のレッスンでは2ページの終わりまで両手で弾いてきてくれました。

とても驚きました。
習ってもいないのに、自分で楽譜を見て両手で弾いてきたとは…。

そして今日のレッスンです。
「まほうつかいのよる」をきれいな指の形で､滑らかに弾けました。
まだ強い弱いはつけていません。
6拍子のリズムが少し難しいようですが、私が横でリズム打ちをして弾いてもらうと、わかったようです。
両手の部分もきっちり6拍子で弾けました。

「今度は、繰り返しもつけて、全部を通して弾いてみよう。」

全部を通して弾くのは､まだ難しかったようです。
しかし次のレッスンでは､全部を通して弾けそうです。

教えさせてもらっている私の方が楽しくて仕方ありません。

それともうひとつ､「発表会には出ない。」と言っていた年長さんですが、「発表会に出る。」に変わりました。
今、楽譜を準備中です。
ひとりで両手で弾いてもらいます。

バーナムピアノテクニックのお話は､また今度…。