『右手のメロディーは、歌うように響かせて、左手の伴奏は控えめになめらかに。』

これは左手の伴奏が分散和音の時、どの曲でも気をつけたい事です。

ピアノという楽器はもともと低音部の音が大きいので、高い音を右手で、低い音を左手で同時に弾くと、どうしても左手の低音部ばかり聴こえてしまいます。

特に、この曲のように右手の音と左手の音が離れていると、打鍵のしかたを右手と左手でかなり変えないと、右手のメロディーが聴こえません。

ある時のレッスンです。

一年生:「右手をしっかりと、左手を弱くなめらかにって、難しい。」

先生:「難しいけど、できるよ。なんでかって?一年生だから。」

一年生:「…。」

納得いかない様子の一年生でしたが、楽譜に自分で気をつける事を書いてもらいました。

そして次のレッスンでは、どうしても強く弾いてしまっていたピンク丸の1指が、控えめに、なめらかに、右手はよく響かせて弾けるようになっていました。
とてもバランスの良い美しい演奏で、丸をもらえました。

やっぱり子供の能力は無限大でした。

教室の庭に咲く水仙が見ごろです。

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