両手の曲へ進むということ
発表会の日程が決まり、ぼちぼちと発表会の曲の練習に入っている子供さんがいます。
発表会の初舞台は、まだ子供さんがピアノを始めたばかりで、片手でメロディーを弾き、先生や保護者の方が伴奏をつけるというスタイルもあります。
しかしながら、当教室では両手で曲を弾き、一人で舞台に立てるようになってから、発表会に参加してもらってます。
理由は発表会前のトレーニングが、まだ小さい子供さんにとってはしんどいからです。
そんな中で、先日ある年中さんに、このように言いました。
「ピアノランド1の終わり頃に両手の曲が始まるので、5月か6月にそこまで進めたら、発表会をどうするか考えようか?」
年中さんは、どちらでもいいという顔をしていました。
そして今日のレッスンです。
「この『山の音楽家』は長くて難しいので、お休みにしようか?
やりかけて休んでいる『コアラ コアラ』を弾きましょう!」
『コアラ コアラ』はピアノランド1の中程です。
年中さんは前に上手に弾けたのですが、伴奏に合わせて弾くのが難しいと、おあずけにしていました。
今日も簡単にはいきませんでしたが、伴奏に合わせてワルツらしく綺麗に弾けました。
一歩前進、素晴らしい!
幼稚園の同じクラスのお友達が4月からピアノを始めるにあたり、小さな胸にも競争心が芽生えたのかもしれません。
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