発表会がすぐそこまで迫り、参加する生徒さんは全員必死の思いで練習に励んでいます。
つい先日も、中学生の女の生徒さんがレッスン室で一人で練習していました。
(暗譜がもう少しなので、私は隣りの部屋で作業)
そこへ一緒に住む私の次男が帰宅し、ソロリソロリとレッスン室へ…。
「ワッ!」と生徒さんを驚かせたではありませんか。
玄関入ってすぐがレッスン室なので、母が弾いていると思ったのです。
爆笑しながら「ごめんね。心臓止まったろ?」と私。
「思い出になっていいさ。それだけ上手やったという事さ。」と息子。
私に対するお世辞かどうかは置いといて、一応「自分と同じように演奏してくれている。喜んでいいのかも。」と思いました。
ピアノの先生は、皆様、自分が弾いているのと同じ演奏を生徒さんに求めているはずです。
それにしても、真剣に練習していたら、殆ど初対面の男の人の顔が飛び込んできたのだから、中学生の生徒さんは、たまったものではなかったでしょう。
めったにない話だと思うので、書かせてもらいました。